こんにちは。
まると建築デザインブログのとくまるです。
今回は、製図試験によく出題される、空調方式の床置きダクト接続型について解説していきます。
空調方式について
先ず大前提として、床置きダクトとは空冷ヒートポンプパッケージ方式の1つの手法であることを覚えておきましょう。
空冷ヒートポンプパッケージ方式については、別のページに記載していますので、そちらをご覧ください。
空冷ヒートポンプパッケージ方式には以下の手法があります。
・壁掛け型
・天井カセット型
・床置きダクト接続型
床置きダクト接続型について
※引用:Panasonic
以前のページでもお伝えしていますが、今回は製図試験対策に重点してお伝えしていきます。
床置きダクト接続型とは、比較的大きな室内に用いることができます。
製図試験で言いますと、天井が6m以上の室内空間、エントランスホール等が挙げられます。
天井カセット型では床面まで暖気が届きにくいため、床置きダクト接続型を使用します。
床置きダクト接続型は、床面に設置した床置きダクト用空調機より室内空気又は外気吸い込み、壁面や天井面から冷暖房した空気を吹き出すことができるため、安定した室内環境を作ることができます。
床置きダクト機器のサイズは必要能力は必要空気量や室内面積によって異なりますが、製図試験では以下の点を抑えておきましょう。
室面積 | 0~150㎡ | 150㎡~300㎡ |
設置スペース | 2,000×1,500 | 2,500×2,000 |
機器サイズ | 1,200×500 | 1,500×700 |
床置きダクトを図解で説明
※引用:HITACHI
上記の図のように機器を設置するスペースを考慮しますが、上記にダクトスペース(DS)がでてくることは頭に入れておきましょう。
2層吹き抜けの部屋を書いたさいにダクトスペースを忘れることが多いの要注意です。
まとめ
製図試験ではもっとも多く出題されていますので、覚えておき、試験で使えるようにしましょう!
コメント